lanケーブルを利用してPCやテレビなどをインターネットに接続する場合に、ルーターのポートが不足して全ての機器に接続することができないケースがあります。このような場合には、スイッチングハブを利用してLANを分岐させる方法が一般的です。無線または光回線を利用してインターネットに接続する場合は、プロバイダから1つのIPアドレスが割り振られます。1つのIPアドレスでは複数の機器をインターネットに接続することができないため、ルーターを用いて宅内のみで機器を区別するためのIPアドレスを生成して各デバイスに割り振ることになります。
ルーターは20~30台の機器を同時に接続できますが、有線接続用のポートの数は4個とか6個程度しか備えていません。このような場合には、スイッチングハブを利用してlanケーブルを分岐させることで複数の機器を同人にインターネットに接続することが可能になります。ハブはIPアドレスを生成することはできませんが、各機器をインターネットに接続する際に瞬時に切り替えをしてくれます。短時間で切り替えをすることで、あたかも同時にインターネットに接続しているかのように快適にデータ通信が利用できるという仕組みです。
ハブは信号を整流する機能もあるので、導線の電気抵抗や電磁ノイズの影響で乱れた波形を整えるという役割もあります。ハブをlanケーブルに接続する方法はシンプルで、電源コードをつないでから本体についているポートにジャックを差し込むだけです。古い機種だと入力と出力側のポートが分かれているものがありますが、現在販売中のものは自動判別機能が付いているのでどのポートでも構いません。
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