寒冷地での結束バンドの使用

結束バンドとは、主に複数のケーブル等を束ねて整える配線材料のことを言います。ホームセンターや百円均一でも取り扱いされており、工場だけでなく自宅のコードをまとめたり物と物をくっつけるのに使用することが多くなっています。そんな便利な結束バンドですが、寒冷地では使用に注意しなければならないことがあります。多くは、ナイロンやポリプロピレンでできていることが多く、普通に使う分には柔軟性・耐久性に優れています。

しかし、その柔軟性が寒冷地では、気温が低いことから材質が硬化してしまい破損や劣化へと繋がるのです。金属が、寒冷地では敏感で使用できないことは有名かと思いますが、錆びないからといってナイロン性のものを使用してしまうと、突然断裂してしまう危険もあります。では、寒冷地ではどの材質の結束バンドを使用するべきなのでしょうか?それは、フッ素樹脂加工の結束バンドを使用することをおすすめします。フッ素樹脂とは、気温が低い所でも硬化することなく、柔軟性を保つことができます。

マイナス80度から390度までの温度に耐えることができるのです。結束バンドを選ぶ際には、どのような環境で使用するのかをよく理解して選ぶことが重要になります。また、いくら耐久できるといっても、長期にわたって使用すると、劣化してしまい、破損に繋がるおそれがあるので、いつから使用し始めたのかを把握しておき、破損してしまう前に取り替えることが重要です。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*