屋外に設置する銘板は耐候性重視がポイント

銘板は設置場所によりますが、長く使うことを考えて耐久性の良い材質を選んだり、環境に合わせて最良の選択をすることが大切です。屋外だと紫外線や雨風が劣化要因になりますから、直射日光に耐えられる耐候性素材やコーティング仕上げの製品が狙い目です。耐候性のない銘板だと、日光を受ける度に劣化が進みますし、塗料が退色したり視認性が悪くなるなどの問題が生じます。定期的に作り直して再び設置するなら別ですが、コストや手間暇を考えると現実的ではなく、やはり根本的に選択に誤りがあるといえます。

耐候性のある銘板は光劣化に強く、直射日光による高温混じりの紫外線を受け続けても、5年や10年単位の長期耐久性を発揮します。耐候性で銘板を選ぶことはコストの削減に繋がりますし、作り直す頻度が減らせるので、限りある資源の無駄が避けられることにもなります。退色が進むと視認性が悪くなるだけでなく見苦しくなりますが、その原因の大半は紫外線ですから、紫外線に耐えられる材質を選べば問題解決です。危険を知らせる警告用途などだと、書かれている文字が読めないことが重大な事故に発展するので、文字が薄くなったり内容が判別できなくなるのは致命的です。

そういう場所にこそコストを掛けるべきですし、耐候性のある銘板の価格は一般的な仕様とそれほど大きく変わりませんから、十分に検討に値します。社名をゲストに知らせるような用途だと、退色していて色が薄いと遠方からの視認性が低下しますし、近づけば見えても劣化していると印象を悪くするので、退色しにくく劣化の進行が遅い素材の選択が得策です。