ソーラーのケーブルは結束バンドで固定

太陽光発電では、ソーラーパネルで発電を行いケーブルを使って接続箱で直列に接続、各ソーラーパネルの発電量を加算した形でパワーコンディショナーに送電する仕組みなります。ソーラーパネルで作り出される電気は直流電源ですから、パワーコンディショナーで交流電源に変換することで住居内の照明器具、冷蔵庫やテレビなどの家電品を動かすことができます。ソーラーパネルから引き回されるケーブルは屋根の上にそのままの状態にするのではなく、結束バンドを使い動かないようにしたり、複数のケーブルをバンドで固定してまとめるなどが欠かせません。接続箱までの距離が長くなると、電力損失が生じるなどからも負荷がなるべく小さいケーブルを使うなども重要ですが、一般的に太陽光発電設備を選ぶ際には、ソーラーパネルやパワーコンディショナーの性能を比較する人は多いものの、その周辺についてあまり考えない人も多いようです。

屋根の上は夏場になると80度を超える高温に達するといわれており、熱に強い結束バンドが欠かせません。屋外で利用できるものであれば熱で溶けることはないけれども、耐熱性が弱いものを使っているとケーブルに結束バンドが貼りつけてしまうなどダメージが起きることもあるので注意が必要です。ナイロン66と呼ぶ素材は耐熱性が高いものですから、屋外で使うのに最適ですしダメージも最小限に抑えてくれるので交換する頻度も少なくなるなどのメリットもあります。