インターネットにつながるデバイスとしてはスマートホンが最も多いのですが、以前はパソコンで接続するケースがほとんどでありました。パソコンであってもスマートホンでも、家庭やオフィスでネット接続をするためには、サービスプロバイダーのモデムとブロードバンドルーターなどが必要になります。モデムは現在では光ファイバーによる伝送がほとんどであり、ブロードバンドルーターと共に近年高速化が顕著です。こうした機器は単独で動いているのではなくて、lanケーブルによる有線接続で成り立っています。
近年普及が進んでいる無線lanでも機器の接続は有線であるため、100パーセントワイヤレスとはいきません。このlanケーブルには規格や仕様が定められていてそれらに準拠することによって、異なるメーカーの製品であっても接続と運用が可能になっています。ケーブルの性能は、伝送する信号の周波数や情報量で示されていて、その一例がカテゴリーであります。CATとも称されるこの仕様では、表記された数字からケーブルの性能が読み取れます。
現在の最高レベルの仕様であるCAT8では通信速度が実に40Gbpsにも達していて、40ギガビットのイーサネット規格に準拠しています。以前から存在しているCAT5では100Mbpsの通信速度でしたので、技術の進歩を知ることができます。近年高精細化が進む4K動画の伝送では、CAT5e以上の伝送性能が必須でありますので、これからlanを構築しようとしている人や、インターネット環境を進めようとする人は、1Gbpsの速度のカテゴリーの配線や機器にすべきです。安定した通信には上位規格の製品が必要ではありますが、速度と導入コストは比例関係にあるため、費用対効果を調べた上で適切な規格のlanケーブルの採用が求められます。
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